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ナムジャイブログ

2021年02月22日

H.モーザーの問題作が最終アップグレード「スイス・アルプ・ウォッチ ファイナル アップグレード」

多くの人が所持し目にする“あのフォルム”で、H.モーザーを一躍有名にした「スイス・アルプ・ウォッチ」コレクションに、最終アップグレードが施された。同社を象徴するベンタブラック®︎が用いられたダイアルに、スマートフォンやPCのロード中に表示されるインジケーターを思わせるスモールセコンドは、アイデアの勝利と言える。

意欲作にふさわしいファイナルエディション

 誰もが知る有名なスマートウォッチを模した挑戦的なデザインとコンセプトで、H.モーザーを一躍有名にした意欲作が「スイス・アルプ・ウォッチ」だ。一見冗談のような外観だが、ブランドが添える「時間を示すための時計」という言葉が示すとおり、本コレクションで同社はスイスの伝統的な機械式時計製造の価値を表現したのである。このコレクションは2016年に誕生して以降、トゥールビヨンやミニッツリピーターを搭載したモデルを毎年のように発表していたが、その“アップグレード”にも終止符が打たれた。

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H.モーザー「スイス・アルプ・ウォッチ ファイナル アップグレード」
手巻き(Cal.HMC 324)。27石。1万8000振動/時。パワーリザーブ約96時間。SS+DLC(縦44.0×横38.2mm、厚さ10.5mm)。世界限定50本。340万円(税別)。

モデル名の「ファイナル アップグレード」が指すように、今作がコレクションの最終モデルとなる。無駄のないすっきりとしたフォルムには、同社を象徴する要素が盛り込まれた。

 ロゴとインデックスが廃されたダイアルには時計業界で初めて同社が取り入れたベンタブラック®︎が採用される。ベンタブラック®︎は光の吸収率99.965%を誇る人工的に作られた素材で、まるで底なしのブラックホールのようだ。またダイアルだけではなく時分針までDLCコーティングによって黒いため、スマートウォッチのスリープ状態を想起させる配色になっている。

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そして今作の最大の特徴ともいえるのが、6時位置のスモールセコンド。スマートフォンやPCのロード中に表示されるインジケーターを模した表示が1分間に1回転するのだ。このアイデアはあるひとりのコレクターからもたらされたもの。同社のCEOであるエドゥアルド・メイラン氏は、そのユーモアあふれる挑発的なデザインを取り入れたモデルの製作をすぐに思い立ったと話す。

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遊び心が随所に現れる同社の時計だが、真のマニュファクチュールはムーブメントにも手を抜かない。アルプ・ウォッチのために開発された自社製手巻きキャリバー「HMC324」は、メンテナンス性に優れたモジュール式の脱進機が特徴。独自の歯形を採用した輪列と1万8000振動/時のロービートでパワーリザーブは約4日間を誇り、多くのスマートウォッチより「長持ち」するユーザー目線の設計である。

 生産終了が惜しまれるアルプ・ウォッチコレクションの中でも希少性が高い本作は、世界限定50本のみ。最後のアップグレードを終えた「完全版」は、コレクター垂涎の1本になるだろう。



記事の転載元:https://www.webchronos.net/news/60008/  
タグ :時計


Posted by 稲山和宏 at 18:44Comments(0)